コメルス・サンタンドレ小路(2)
「話題」
国民年金も財源がなく、定年延長、年金支給を二年遅らせて67歳からとの、制度改正案で、国民の不満が火を吹いた。折からユーロ圏の財政不安で、ギリシャの破産が信用問題になっていて、簡単にいうと、公務員や議員の給与ベースをどんどんアップして、欧州議会への報告は、実質何の生産もアップしてないのに、国民総生産、所得ベースなどの帳尻基準を、合わせていたというお粗末さであった。各国の援助で助かるには、取り過ぎ公務員、議員などの給与の30%カット、これが収まる筈なく、ギリシャ国内はゼネストとなった。次はスペインか、ポルトガルかとか、ユーロ不安の種は多く、以来、公務員、議員などの数や、所得が、一般と比べて不当に有利なのではと、節約対策に眼を光らせている。フランスでも出るは、出るは。大臣や、議員の兼任給与二重取り、不当な手当て、国からの運転手つきの車使用支給、ガードマン支給、議員特典など、次々にマスコミの槍玉に上がっている。一人の国務大臣が、一年間の葉巻を、国費で1400万円相当も、別の国務大臣は大統領の呼び出しに、国内からチャータージェット機でパリに戻って1500万円以上払っていたり、さすがこの二人は罷免。今年のパリ祭大統領官邸の、恒例ガーデンパーティも節約中止だし、大臣議員特権の官舎住宅の不正など、つまり、社会の仕分け人の役を果たせれば、マスコミの存在意義もある訳である。
page2/3