サンテチエンヌ・デュ・モン教会
【近況】
2月は、少しあちこちと、回っています。
≪新刊≫
『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「私のファッション屋時代」
株式会社第一出版センター
(講談社)刊
残部僅少、本人個展会場でのみ頒布。近々フランス語訳刊行予定。
2010年2月5日
「2月は逃げる」
アッという間に1月は終わって、もう2月の日々である。今年は旧正月の元日と、バレンタインデーが重なって、どんなことになるかと思うが、大切なのは2月2日であった。キリスト教の祭日暦では、「聖母お清めの祝日」である。プレザンタションの日とされて、マリア様のお産の不浄が明けて、幼児キリストをつれて始めて、教会に奉献の祝日、「お宮参り」というところだろうか。フランスの田舎には、この日にクレープを焼いて食べる風習があって、片面焼いたところで、片手に金貨、片手にフライパン持って、上手くクルリと引っくり返すと、その一年はお金に困らないと信じられている。ナポレオン皇帝は、絶対に欠かさなかったらしい、諺にまでなって残っている。
この日の目覚めに、マリア様にお願いのお祈りをすると、脚が伸びると少女たちは信じていて、お清めの祝日の言葉を唱えたものだと、むかし言葉を教えてくれた知人がいた。みんな日本人には聞き捨てにできないが、今からではもう遅い、一年先のことである。
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