【近況】
|
|
3月12日〜18日 |
|
「日仏交流現代美術展」
水戸京成百貨店6階
(パリSNBAとして、14・15日は訪日。会場に出席予定) |
4月4日〜13日 |
|
フランス・ロワール河流域のボールガール城における「ロワール派美術展」(1923年創立)
(2009年度名誉主賓招待客作家として出品展示) |
4月7日〜30日 |
|
パリ市主催「アカギ展」開催決定
(内容詳細未定)
第5区区役所ホール |
|
------ |
≪新刊≫
『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。
≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「新書版・私のファッション屋時代」
900円+送料
講談社エディトリアル・株式会社第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)5319-4150
FAX(03)3944-5241
または、展覧会場でのみ発売 |
|
|
2009年2月11日 |
「もう2月、早い」
23〜25日の三日間、競売会社クリスティーズによって、昨年六月に亡くなった元オートクチュールデザイナー、イブ・サンローランと、マネージャーで同性カップル相手だったピエール・ベルジェの、50年にわたって集めた美術品コレクションの売り立てが行われる。展示は21〜23日午前中まで。オートクチュール業では毎年赤字で、黒字だったことは一度も無かったと、店の閉鎖後公表されていたが、趣味で集めた美術品は、世紀の売り立てといわれる見事なものだ。
ピエール・ベルジュ氏はオートクチュール経営の他にも、ベルナール・ビュッフェ専属画廊のオーナーで、実質彼の持ち物だったのだし、詩人ジャン・コクトーの法定後継相続人でも知られている。社会党のシンパで、バスチーユ新オペラ座の運営を社会党政権からまかされていたこともあり、国費負担のミッテラン大統領夫人の公式衣装も、結局サンローランのものが多かった。集めた美術品もゴヤの絵、ジェリコー、フランツ・ハルス、マチス、キリコ、ピカソ、セザンヌ、レジエー、アンソール、と美術館に貸し出しされるクラスのものばかり。ブランクーシの彫刻からオブジェ類、アールデコの物、家具類、とにかく二人が見ては、気に入っては買い集めて飾った趣味品ばかりなのである。二人のそれぞれパリのアパートのほかに、ドービル、モロッコにもあった別荘のインテリアでも、現代フランス趣味のお手本のように、アルバム画集まで出版されたり、沢山紹介されている。
|
|