【近況】
日本の巡回展も無事終わり、これから年末まで、サロン・ドートンヌ、ル・サロン、ナショナル・ボーザール、3つの団体展があるので、その出品制作に追われています。 |
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≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「新書版・私のファッション屋時代」
900円+送料
講談社エディトリアル・株式会社第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)5319-4150
FAX(03)3944-5241
または、展覧会場でのみ発売 |
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2005年12月4日 |
「年末」
旅行に出掛けてパリを留守にするので、少し早めに書いている。
もう12月、人々の関心は年末の行事にワクワクである。郊外での若者の暴動も政府にまかせておけばよいので、対策のために分析とか、新立法の紹介が新聞、TVのニュースで盛んだが、今は2006年へのクリスマスと新年のバカンスを、どう迎えるかがパリジャンにとって一番大切なのである。
手土産とか、平常、物の遣り取りをしないのが、この国の人達の習慣である。物質によって人の精神に影響を与えることが、自由、平等の精神に多大に反するので、自分にも他人にもそんなことが起こらないよう注意しているので、この国の精神構造には戸惑うだろう。御祝儀とか、香典とかの習慣もないから、自分の持つ時間を使って、通知された式に手ぶらで参列すればもうOKだし、行けないときはお祝い状、お悔やみ状を1本書けばそれで済む。
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