岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

地下鉄ピックピュス駅入口(2)

【近況】

日本の巡回展も無事終わり、これから年末まで、サロン・ドートンヌ、ル・サロン、ナショナル・ボーザール、3つの団体展があるので、その出品制作に追われています。
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≪既刊≫

『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。

「新書版・私のファッション屋時代」

900円+送料
講談社エディトリアル・株式会社第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)5319-4150
FAX(03)3944-5241
または、展覧会場でのみ発売
 
2005年10月10日

「シーズンの始まり」

10月の第一週、早速7つの労働組合が合同して、政府に自分たちの存在を忘れさせないための、訳の分からない1日ゼネストの始まり。新聞はこの日発行されないしラジオは音楽だけ、交通機関は最低だけの間引き運転、バカンスシーズンが終わったなと感じさせられる。
この週は展覧会のラッシュでもある。美術館の企画展も年末までとか、明年1月まで続く大型企画展が、各美術館一斉にこの週に蓋明け、みんな初日が重なっている。学芸員という業種の人が増え、予算を取り、各美術館で物を創る立場と無関係な頭の中の理論で、理屈づけ、構成される展覧会が多くなって、全部に付き合っては制作に時間がなくなってしまうから見ないのが一番だが、折から10月は「パリ版画振興月間」でもあって、パリ中の版画工房での色々な催しも加わる。

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赤木曠児郎氏 略歴
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