【近況】
パリにもどり、また描き続けています。次回は5月に岡山に展覧会が巡回されるので行きます。 |
- - - - - - |
≪既刊≫
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
「新書版・私のファッション屋時代」
900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売 |
|
|
2005年3月23日 |
「珍事」
春先は税金の申告の季節である。全家庭に申告義務があるから、全家庭に直接用紙が郵送され、ずーっと永く昔から本来ならば2月末日が申告〆切りだったのが数年前にストライキがあって、用紙の印刷が遅れて間に合わず、以来それからズルズルとなって、3月だったり4月になったり日本人には考えられないことだが、その年、その年で期日がかわり、アバウトなのがフランスの気質である。今年は4月5日が一般の申告〆切り。
ところが、今年また珍事が発生した。前の大蔵大臣がフランス大統領候補をねらうことになって、その準備運動のために退任。昨年11月の内閣改造で44歳の新大蔵大臣が誕生した。
新大臣は役職による権利で、パリの中心一等地に国庫が負担して600平方メートルのアパートを借り、手入れして2月に移転した。引っ越し手入れ経費は85,000ユーロ、夫婦二人に八人の子供なので広いところが必要で、この家賃は月額14,000ユーロ(約200万円)、本人の大臣月給も14,000ユーロで同額だったそうである。この他にも大臣の家庭には執事、女中頭、女中、料理人、運転手の五人の使用人が国庫負担で提供される。
|
|