岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

タンプル市場

【近況】

今年の秋に、第四冊目のパリ画集を刊行しますので、その準備に目下掛りきりです。
- - - - - -
ご要望に応え再版、装い新たに「新書版・私のファッション屋時代」が出来ました。
900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売
 
2003年7月28日

「バカンスがはじまった」

 パリの町中も、人、車、グンと空いてきた。一週間ずれて、7月20日から「パリ海岸」は開かれ、パリ右岸セーヌ河沿いの高速道路が閉じられて、8月17日まで長椅子が並んだり、椰子の植木が立って、みんなゴロゴロしている。岸辺の船上ではコンサートの演奏も開かれたりする。
 今年はフランスの「フリーメーソンリー」開始275周年にあたるとかで、6月頃から2〜3の公立美術館で、特別展が開かれたり、リヨン市では記念合同式典があったり、話題になり、注目をあびている。「秘密結社」という分野にはいろいろあって、政治的なものから、悪くすればマフィアも入るし、宗教色を強くすればオウム教のようなものまで入るから、中々一般には少し気味が悪くてあまり知られない存在である。
 世界市民を目指す「フリーメーソンリー」は、英国で1717年に正式設立、1723年憲章が発表され、フランスにも当時の流行として伝わり、1728年にフランスでも正式に設立認可されたという事実によっている。フランスでは現在1901年法、つまり私設、無営利目的の組合・団体法による団体である。

  NEXT

page1/3

 
赤木曠児郎氏 略歴
TOPへ