岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

モンマルトル通り

【近況】

赤木氏が2002年度外務大臣表彰を受けられました。
フランスで40年以上も創作活動を続け、両国の文化に貢献したのが受章の理由です。表彰式は川口大臣も出席して外務省飯倉公館で7月16日に行われました。

10月25日(金)〜11月7日(木)
パリ15区役所ホール
「15区美術家展」
(主賓招待、20点位ならべます)
- - - - - -
ご要望に応え再版、装い新たに「新書版・私のファッション屋時代」が出来ました。
900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売
 

「セプテンバー・ソング」

 この歌を聞くと秋になったなーと思うのだけれど、日本で生活していたもう大昔のことだろうか。パリではほとんど聞くことがない。
学校の新学期が始まり、また今年も制度が変わって週四日制になり、水、土、日と学校が休み、これでは授業時間が充分でないと小学校はバカンス明けを少し早目に始めるところも出てきたようだ。お役人が何かしら変更して改善したように、仕事したように見せたがるのはどの国も同じで、子供の居ないわれわれには「アレッ、また変わったようだよ」と面食らうばかりである。
この国の学校制度は実によく変わり、つぎつぎコースが誕生するのでよく分からない。植物の成長と同じで気長に教育制度は一定していないと毎年いじってはどんなものだろうなと、テラスの植木を枯らしては何時も思う。
テラスの下は幼稚園と小学校があって、運動場から子供たちのがやがやと伝わってくる声も生活のリズムなので、変わると何か変なのである。

  NEXT

page1/3

 
赤木 曠児郎 (2002年9月4日)
赤木曠児郎氏 略歴
TOPへ