岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

マルリーの馬

 

「6月はスポーツの季節」

 フランスにもゴールデン・ウィークがあるのですが、日本と10日ばかりずれていて、5月の中旬でした。あっという間に過ぎて、サッカーのワールド選手権が、日本と韓国ではじまり、ラジオもテレビも、この関連の話題でいっぱいです。
 フランスチームは、青いブルーのコスチュームなので「わがブルー」が「ブルー」がと連発、これで通じるのですが、もう合宿に九州の指宿温泉に到着した日から「イブスキ」「イブスキ」も連発、すっかり有名になってしまいました。パリジャンに正確に答えなければならないので、あわてて日本地図をだして、鹿児島県の南の端にある町だということを知りました。これが平均的な日本人の地理知識だろうと思います。ちょうど1年前の昨年5月、日本で封切られた高倉健主演「ホタル」という映画が、すぐ近くがテーマに撮影ロケされていて、むかし57年まえカミカゼ基地が近くにあったんだというと、フランス人はびっくりしています。

  NEXT

page1/3

 
赤木 曠児郎 (2002年6月1日)
赤木曠児郎氏 略歴
TOPへ