「マロニエの季節の選挙(2)」
4月21日(日)、フランス大統領選挙で、誰もが予想してもいなかったことが起こったのです。最初から結果は現大統領と現首相に決まっていて、2人の決戦投票が2週間後と、誰もが期待してない熱の入らない選挙で投票率も70%、大統領選としては過去最低だったのです。 ところが、社会党党首で現首相が第3位で負けてしまい思いもかけず勝ったのは、ル・ペンさんというFNフランス極右人民戦線の党首。会ってみれば誠に気さくなアッケラカンとものを言うネアカ、陽気な74才のおっさんなんですが、この国ではヒットラーと同じような目で評価されているのです。