「2002年が始まった」
アッという間にもう月の半ば、矢のように1日が過ぎてゆく。 「ウイ」「ウイ」といい返事していたら、何時の間にか、パリの市内で展覧会、その上郊外の市役所文化ホールにもコーナー招待、他に重要な二年に一回開かれるパリの団体展二つ、みんなが同時に一月下旬に始まるので、作品の制作や、揃えるのに追われて、暮れも正月も無いような有り様になってしまった。絵描きとは、自分で手を動かさなくてはならない身体一つの仕事だから、もうどーにでもなれと描くのが優先、世の慣習より「自分のカレンダーでやるしか仕方ないね」とやってやっと一段落したところ。