定番の夏グルメも美味しいんですが、今回ご紹介するのはちょっと意外な食材。
サツマイモです!
サツマイモっていったら秋。
ただ、坂出市で栽培が盛んな「早掘かんしょ」と呼ばれる坂出金時は今が収穫の最盛期なんです。
生産者の小原さんにお話を伺いました。
絶賛作業中ですけれども、今この辺り何もないですけど、ここで収穫をされてるんですね。
(小原農園 小原啓二さん)そうですね、1株、1株ずつ、鎌でつるを切って、こういった砂地だけのさら地で収穫作業に入っていきます。
あの辺りはさつまいものつるが広がってますけど、この辺りはつるを刈り取ってから収穫をするんですね。
そして、芋が埋まっている畝(うね)を専用のトラクターで掘り起こすと、ご覧の通り!
すごく鮮やかな紫色の姿が、夏の日差しに映えています。
しかも特徴的なのが、よく芋掘りっていうと、いろんなところからボロボロ出てくるイメージがありますけど、これは本当に芋づる式っていうような!!
そして、土の中でまっすぐ縦に伸びるのが特徴の「早堀りかんしょ」。
実はこの畑、二毛作として冬はある作物を作っています。
その作物に適した土作りが「早堀りかんしょ」の形にも影響しているんですが、一体何でしょうか?
その作物に適した土作りが「早堀りかんしょ」の形にも影響しているんですが、一体何でしょうか?
ヒントは、香川特産の縦にまっすぐ伸びるアレです。
(小原農園 小原啓二さん)秋から冬にかけて「金時ニンジン」の栽培を行っています。
金時ニンジンは、香川の代表的な名産品ですよね。
(小原農園 小原啓二さん)そうですね、坂出三金時の中の一つになります。
「早堀りかんしょ」と「金時ニンジン」の縦長の綺麗な姿には共通点があるんです。
土がものすごくサラサラ。砂地の土ということになるわけなんですよね。
この砂地の土が向いているんですか?
(小原農園 小原啓二さん)そうです、この砂地を使うことによって、この長さ、まっすぐ縦長の芋が作れるようになってます。
これは、金時ニンジンも一緒と!
(小原農園 小原啓二さん)一緒です。金属ニンジンも長さ30センチぐらい、長いニンジンが作れるのは、やっぱりこの畑作があってからこそなんです。
なるほど!このまっすぐ綺麗なこの芋の形は、この砂状の土が生み出してるというわけなんですね。
また金時ニンジンは秋から冬にかけて栽培されるため、春植えて夏に収穫できる「早堀りかんしょ」は二毛作にうってつけの作物なんです。
そして、この時期ならではのおすすめの食べ方を教えていただきました。