淵本 文枝

大シルクロード展へ

2024年09月20日

 今日のラジまるは、岡山市北区天神町の岡山県立美術館へ。

 

 

特別展『世界遺産 大シルクロード展』が今週から始まりました。(〜11月10日(日)まで)

 

 

 

東洋と西洋とを結ぶシルクロード。

 

2014年のユネスコ世界遺産に認定された後、中国国外で初めて行われる大規模なシルクロード展です。

 

 

 

中国27カ所の博物館や研究機関から、約200点の文物が出品され、『国家一級文物』44点も含まれています。

 

 

 

たくさんの貴重な資料を、3つのパートで紹介しています。

 

まず、第1章は、シルクロードの北西部、草原地帯から出土したものを集めています。

 

 

 

瑪瑙象嵌杯


 

 

金杯に、瑪瑙をたくさん施した一級文物。5〜7世紀のものです。

 

西洋の雰囲気のする美しい杯。

 

 

 

乾燥地帯なので、絹織物の染色もきれいに残っています。

 

唐花文錦鞋

 

先が上に跳ね上がった独特のデザインは、奈良時代正倉院にも同じような物が残されています。

 

 

 

第2章は、東西文明の融合。

 

車馬儀仗隊

 

唐三彩の、駱駝

 

 

 

第3章は、仏教の伝来。

 

当時空海が留学中に見たかもしれない、馬頭観音坐像

 

菩薩坐像は、中国由来だとウエストがかなりくびれている特徴があります。

 

 

 

歴史と文明の織りなすロマンがここにあります。

 

期間中何度も訪れてみたいと思わせてくれる、展覧会です。

 

 

 

11月10まで。

 

期間中のイベントもたくさんあります。