淵本 文枝

今日のラジまるは、岡山市北区駅元町、岡山シティミュージアムの4階企画展示室へ

 

明後日6月30日まで、『第47回岡山戦災の記録と写真展〜戦時下の学校と子供たち〜』が開催されています。

 

1945年6月29日、岡山空襲があった日です。

この日、岡山の市街地の63%が、米軍の空爆機B-29の空襲によって焼け野原になりました。

明日6月29日で79年を迎えます。

 

改めて戦争と平和について考えてみましょう。

 

今回の展示は、学校や子供たちまでもが戦争に巻き込まれていった様子がよくわかります。

子供たちを未来の兵士として、軍事教練をしたり、戦況が悪化すると、農家の手伝いや工場の労働に参加させたりと、学業は二の次でした。

おもちゃや服も戦争のモチーフ。

当時の教科書も戦争の塗り絵がついています。

岡山空襲の1年後に書いた子供達の作文。読んでいると悲しみと不安と絶望感が伝わって来ます。

ただ、戦争の恐ろしさが最後になって突きつけられた様な、子供達はそんな感覚だったのかもしれません。

 

多感な時期を、戦争色の濃い環境で国のために生きていた当時の学生や子供たちに焦点を当てた展示です。

 

勤労奉仕、学徒動員等、教育機関の現存する当時の書類の展示もたくさんあります。およそ300点。

 

改めて戦争と平和について思いを馳せてみてください。

 

明日・明後日、午後2時から学芸員による展示解説もあります。

入場無料。