今日は瀬戸内市長船町長船にある備前長船刀剣博物館へ。
館長の塩田さんにお話し伺いました。
ただいま秋季特別展「赤羽とたどる戦後の刀剣史」が開催中です。太平洋戦争で敗戦国となった日本ではアメリカの指令のもと、全国各地で武装解除を目的に刀剣類が摂取されました。
ここでは東京の赤羽で集められた接収刀剣のうち、40ふりが紹介されています。
どのような努力で現在まで残されることになったのか、その歴史をたどるとともにその美術品としての刀剣の美しさを感じ取れる作品展となっています。
この展示は11月19日まで。
また11月25日から新収蔵品展が開催されます。
12月27日までは国宝の山鳥毛の特別展示もあるそうです。
こちらは予約制。詳しくは備前長船刀剣博物館のホームページからご確認ください!
午後からは、備前市伊部にある玉舟窯へ。
白備前作家の木村玉舟先生にお話を伺いました。
来年の干支、辰をモチーフにした30センチ四方の白備前の置物が約30体並んでいました!
今回は架空の生き物だけあり、表現が難しいと語る玉舟先生。
最上稲荷をはじめ、京都にある妙心寺の頭上絵に描かれた龍をヒントに作成されたそうです。
今年の1月4日から活動をスタートし、今日の窯出しまで休みなく土と対話をしながら作品作りに取り組んでこられたそうです。
その迫力と今にも動き出しそうなその躍動感に驚きました!
この作品をご覧になられたい方は、12月6日から岡山天満屋5階、美術画廊で開催される個展にぜひ足をお運び下さいね。
白備前、閑谷焼、金彩備前、また今回の新たな取り組みとなる備前陶漆も並ぶそうです。
期間中、玉舟先生は終日在廊されるそうです。
ぜひ彼の世界観をお楽しみ下さい。