今日のラジまるは、瀬戸内市牛窓の瀬戸内市立美術館へ。
6月18日まで、近代巨匠絵画展が開催されています。
1928年開業の、日本で最も歴史のある洋画商として知られている日動画廊のコレクションと、戦後の日本画を凝縮した名品、合わせて61点。
国内作家では、安井曾太郎、岸田劉生、鴨井玲。
海外作家はパブロ・ピカソ、マルク・シャガールなど。
特別出品は、急速に洋風化が進んだ時代に日本画壇で活躍した画家、杉山寧の作品です。
軸から額縁へと移行の時期に、東山魁夷とともに日本画を牽引した杉山寧の作品が何と8点と集まりました。
白い孔雀を描いた『妝』
鯉を描いた『濚』
どれも繊細で神々しい。
その他にも高山辰雄、加山又造など、豪華なラインナップです。
岸田劉生が亡くなる前の年に描いた『麗子十六歳之像』は、麗子がおかっぱでなく髷を結っている貴重な作品です。
日本で最初の洋画を描いた高橋由一の作品は、ここでは鮭ではなく鯛が。
自画像をテーマにしたコーナーがあるので、その作家がどのような人物であったのか想像しながら鑑賞するのも楽しいです。
岸本館長によるギャラリートークが毎週木曜日と日曜日、午後1時半から開催されています。
作家のことがより詳しく知りたい方はぜひギャラリートークにご参加を。
午後は西大寺緑化公園・百花プラザへ。
明日5月20日土曜日に、全国植樹祭岡山2024 1年前記念『百花彩』が開催されます。
今日は明日の準備をしているところにお邪魔しました。
森林や身近な緑の大切さを知ってもらおうと開催されるイベントですが、来年の全国植樹祭は、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、57年ぶりに岡山での開催です。
一年前記念と言うことで、明日の百花彩もたくさんのイベント目白押しです。
多目的広場東側には、来年本番にも展示予定の、高さ2.4メートル×幅8.6メートルの巨大花絵を県立興陽高校の生徒さん達が制作。
プロムナードでは、生花の展示や、花いっぱい広場では、花と緑の販売も。
参加券を取得して、様々な体験ができるコーナーも。
丸太切り、椎茸の植菌、木工、木の名札作り、公園巡り体験などなど。
私も一足先に檜の丸太をノコギリで切ってみました。
年輪が綺麗に見えて、何よりいい香り!
参加した人は持って帰っていいのだそうです。
コースターにでもしましょうか?
10時から岡山産土、11時からコンポストのプレゼントも。
ステージではアンパンマンショーやダンス、チアダンスの披露も。
また基調講演は、9時50分から。
アルピニスト、野口健氏を迎えて、『山から学んだ環境問題と森林再生活動』と題して、エベレストや富士山登山を通して学んだことをお話しいただきます。
記念式典への入場券で基調講演も観覧できます。
入場無料ですが、入場券は8時30分から配り始めます。先着200名まで。
また、基調講演を観覧した方に来年皇后雅子さまがお手播き樹種のイロハモミジかヤマザクラの苗木をプレゼントします。
今後も200日前イベントや、100日イベント、秋から5回にわたって植樹も行う予定です。
来年が楽しみです。
そして今一度、森林や緑について今一度その大切さを楽しく学んでみてはいかがでしょうか。