今日のラジまるは、瀬戸内市牛窓の牛窓神社へ。
牛窓海水浴場そばの鳥居をくぐって石段を上って行きます。
この364段ある石段が、牛窓神社の表参道です。
そして、亀山の中腹には望洋亭があります。
字の通り、瀬戸内海を一望できる場所です。
桜が散り始め、今度はツツジが綺麗に咲き始めました。
例年より10日ほど早く咲き始め、今日時点で7分咲きです。
濃い紫がかったピンクと海と空の青が、目の前に広がるはずでした。(あいにくの雨)
それでもツツジはピンクは鮮やかで、とても綺麗です。
360度ぐるりとツツジに囲まれます。原生種のコバノミツバツツジ。
これらは自然に生えて増えていったのだそうです。
まさに、神様からのギフトかも?
岡崎寛英禰宜は『海の潮風を感じながら、ツツジと海と山と島と日本のエーゲ海の春を満喫してほしい』とおっしゃっていました。
来週ちょうど満開になりそうです。
午後は瀬戸内市立美術館へ。
3階ギャラリーで、今日から9日、日曜日まで『ワンダフルライフ展』が開催されています。
瀬戸内市の赤木浩司さんが、筋萎縮性側索硬化症(ALS )を発症してから、パソコンで描いたポイントアート作品に共感して集まった、5人の作家のグループ展です。
『小さな奇跡』をテーマにそれぞれのワンダフルな世界を表現しています。
ワイヤーアートの源内満弓さん、創作本・フォトグラフの柴田建二さん、縄文土偶を制作する中山裕那さん、リースの延谷幸子さん。そしてポイントアートの赤木浩二さんです。
赤木さんが制作する時に使用したパソコンも展示されていました。意思伝達装置『伝の心』です。
黄色い大きなタップボタンを、頬で叩いてドットを打っていくのだそうです。
その動きも辛くなると、さらに口角の筋肉あたりにセンサーを貼り付けて感知、作動させたのです。
作品は、家族旅行の思い出のロンドンの衛兵の行進、闘病中お世話になっている看護師やスタッフの皆さんの似顔絵など、思いを込めて描いたものばかり。
日曜日には、ご本人も来場されるそうです。ワンダフルライフ展、素晴らしき人生。
今は創作はできなくなってしまいましたが、好きな絵を懸命に描き続けた赤木さんと、奥様の智子さんに会って、改めて自分の人生どう生きるか考えてみてはいかがでしょうか。