今日は備前市伊部にある備前焼ミュージアムへ。
ただいま「場所の記憶〜Ⅰ交差」開催中です。
学芸員の中尾貴子さんにお話をうかがいました。
備前焼の岡山県重要無形文化財保持者、金重有邦さんと、2021年度の県「I氏賞」で大賞に輝いたガラス作家 横山翔平さんとの2人展。
備前市出身の2人。
お互いの存在は知りつつも今回のコラボレーションが初となった今回の展示。
竣工から45年が経過し、前身の岡山県備前陶芸美術館よりそのまま引き継いだ備前焼ミュージアムの特徴的な展示空間を生かし、「ここにしかない場所」と捉えています。
高さ3メートル以上の大作ばかり。
備前焼の立体、楕円形の形を上に積み重ねたような作品と樹木、雫のような透明なガラスのオブジェが交差するように並んでおり、1歩入ると思わず心をつかまれます!
備前焼の土や森のイメージとガラスのみずみずしさが生み出した独特な世界観を堪能していただければとの事でした。
また、2階展示室には2人が手がけた作品約40点が並んでおり、金重さんらしい茶器、ガラスを飴細工のように扱った横山さんの作品が並びます。
ぜひ2人の素敵な共演をお楽しみ下さいね。
この展示は9月19日まで。
なお月曜日が休館となっていますのでご注意ください。