新田 真子

今日は和気町にある株式会社徳永こいのぼりへ。

5月の端午の節句に向けてこいのぼりの製造も最盛期ということで、代表取締役の徳永夕子さんにお話しを伺いました。

徳永こいのぼりは、こいのぼりの製造や販売だけではなく、五月人形やランドセルの販売など、お子さんの大切な節目に寄り添っています。
あと2週間ちょっとで端午の節句ということで、今回はその中でも江戸中期からあるこいのぼりの歴史や、由来、飾る意味などをお聞きしました。

「こいのぼり」と聞くと男の子というイメージがあったのですが、最近では女の子のためのこいのぼりもあるようです。
たくさんある種類の中から、生地・色・柄などを選んでオリジナルのものをお願いして作って頂けるんです。
そして大きさも2mのものから10mのものまでなどと、それぞれのご家庭に合ったものをお願いできます。
デザインも本当に細かで、太陽の元で輝くようにと白地のところに模様があったり金箔が施されていたりと、細部までこだわりが詰まっています。

今日は朝からいいお天気で、駐車場では大きな立派なこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいましたよ♪

そして今年から始めた新たな取り組みもあります。
徳永こいのぼりのホームページまでアクセスすると、「AR鯉のぼり」があります。
その名の通り、AR=拡張現実で、スマートフォンなどの画面にこいのぼりを映し出すことができるんです!
これによって、例えばベランダに飾ってみたらどうだろうとか、庭に飾ってみたらどうだろうなどと、その様子をリアルに想像することができます。
それぞれのライフスタイルに合った鯉のぼりを見つけることができて素敵ですよね!

お子さんの健やかな成長を願うこいのぼり、街中で見つけると、あ!この時期が来たとなんだか嬉しい気持ちになりますよね♪
5月5日までは無休だそうです。
ぜひ、徳永こいのぼりで素敵なこいのぼりを探してみてくださいね♪

午後は、備前市伊部にあります備前市立備前焼ミュージアムへ。

4月14日から、「新収蔵品展」という展覧会が始まったということで、学芸員の江木淳人さんにお話しを伺いました。

備前焼ミュージアムには、今回新たに34点の作品と書籍が収蔵され、それらが2階の展示室に展示されています。
そのうち26点は、岡山県指定重要無形文化財保持者の森陶岳さんの作品です。

森陶岳さんの作品の特徴は、なんと言ってもその焼き色です。
備前焼といえば茶色っぽいものから白っぽいもの、黒っぽいものなど様々な焼き色の備前焼を作られます。
焼き上げる窯は、なんと50mほどとかなり大きなものだそうで、
置く場所などによって変化する焼き色が、また作品を美しくさせます。

お茶碗や花器、徳利など様々な作品がショーケースの中で展示されていますが、ショーケースの中だとなかなか見ることの出来ない作品の裏面や側面などを写真として映し出し見ることのできるパネルもあります。

また、4月30日(土)と6月4日(土)には、“Touch&Talk「作品に触れてみよう!」”というイベントが開催されます。
なんとこちらのイベントでは、花入などの作品を実際に手にとって触れることができるんだそうです!
実際に触れてみるとその作品の特徴や温もりが感じられますよね♪

備前焼に関する書籍や作品に触れられる展覧会「新収蔵品展」は、7月18日まで備前市立備前焼ミュージアムで開催されています。
休館日は月曜日です。
ぜひ、岡山の素敵な伝統文化備前焼に触れてみてくださいね♪