倉敷市立磯崎眠亀記念館・鶴崎神社
2021年12月24日
今日のラジまるは倉敷市茶屋町にある、倉敷市立磯崎眠亀記念館に行きました。
倉敷花蓙の先駆者と言われている磯崎民亀はここ茶屋町に、明治7年、42歳の時に自宅兼研究所として家を構えました。
築147年のこの建物は現在、国の登録文化財に指定されています。
明治11年花筵錦莞莚を発明し、細かい細工と華麗な絵柄をイグサで織った作品は、遠くはイギリスやアメリカに輸出をされた高級品でした。
当時発明された手織りの花筵織機も復元され展示されています。
明治時代に制作された作品の数々の中には、昭和天皇の即位を記念して献上された東海富嶽図もありました。
い草織物とは思えないような細かさと、豪華さと、しなやかさは、まるで布の織物のようです。
普段の花ござの4倍の縦糸を使い目を細くし、1つの作品を作るのに、2人がかりで1ヵ月以上もかかっていたそうです。
産業発展に貢献した偉人の存在を、改認識してみてはいかがでしょう。
年内は25日まで、1月5日から新年はオープンです。
毎週月曜日休館。
磯崎眠亀記念館ぜひいちど訪れてみてください。
午後は、早島町にある鶴崎神社にお邪魔しました。
毎年恒例のい草のジャンボ干支が今日登場しました。
来年の干支は寅です。
鶴崎神社宮司の太田浩司さんは、毎年地元の特産のい草を使って大きな干支のオブジェを作っています。
今年は11月1日から制作を始め、体長340センチ高さ150センチの立派な虎を作り上げました。
来年の干支は寅の中でも壬寅。
強くたくましい正義感のある虎がしっかり己の道まっすぐ進むと言うことにあやかってコロナ禍であっても、私たちもたくましく前に向かって進もうと、勇気と希望を与えてくれます。
特に苦労したのは、虎の顔の難しさだったとか。
力強さを表すためにあえて口を開けて吠えている様子を表現したそうです。
牙は、い縄を巻き、茶に染めたい草の畳縁も使い、虎の縞模様を表現しています。
虎だけでなく今回は竹も一緒にディスプレイして、より完成度が上がっています。
12月31日午後11時30分から夜明けまでと、元日から三日間は日没から午後9時までライトアップもおこないます。
展示は2月の3日まで。
是非、いぐさのジャンボ寅ご覧ください!