高梁市成羽美術館・ささえびと 松本聡さん
2021年10月28日
今日は高梁市成羽町下原にある高梁市成羽美術館へ。
学芸補佐の浅野さんにお話を伺いました。
ただいま江戸庶民の美 大津絵と浮世絵版画 幻の東海道五拾三次が開催中です。
会場には丸清版五拾三次55点、現地写真55点、大津絵35点等計148点を展示しています。
丸清版は生産の数が少なく貴重とされていて、幻の東海道五拾三次と言われています。
その53カ所の宿場町との浮世絵と合わせて現地写真も展示されているので今昔の違いも楽しむことができました。
また大津絵とは滋賀県にある大津宿で売られていた庶民のための土産絵で、現代で言うポストカードのようなもの。
大津絵が誕生した当初はお守りの様な存在でもあったそうですが、時代が進むにつれて風刺画やコミカルに近い形に!
より身近な存在になったといえるそうです。
浮世絵版画は江戸時代の庶民が主として鑑賞目的で楽しんでいたものですが、大津絵は旅人が知人への土産物として。
あるいは自分用に購入した日用品に近い存在だったそう。
ともに江戸庶民の美意識が色濃く反映されていてその描写は目を引くものばかり!
期間中イベントも盛りだくさんです。
この展示は12月19日まで。
なお月曜日が休館となっていますのでご注意くださいね。
午後からは高梁市落合町阿部へ。
今日の"ささえびと"株式会社松本の常務取締役 松本聡さんのご紹介でした☆
「松本」は竹や竹の皮を原材料とした食品容器の製造、販売を行って100年以上続く会社です。
竹の活用事業にも取り組まれており、自治体や福祉施設として連携して竹林を整備。
7〜8年前から竹を活用した新たな事業に取り組んでいます。
肥料に混ぜて使う土壌改良剤「竹パウダー」をはじめ、たけのこパウダー入り、地元の高橋紅茶の茶葉を配合したチョコレート「おもいのたけチョコレート」、毎年地元の小中高校に出向き出張事業行っている「竹灯籠」など取り組みは多岐に渡ります。
その取り組みが評価され2018年には岡山イノベーションコンテストビジネス部門、イノベーションの部において大賞にも輝きました。
今後もさらに竹を使った6次化産業に取り組み、竹の可能性を追求していきたいと笑顔で語ってくださいました。
今後の取り組みも楽しみですね!!