SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。

2024年12月21日(土) 放送 [ 再放送:2024年12月23日(月) ]

(有)エルグレコ (倉敷市)

(有)エルグレコ (倉敷市)

代表取締役 長沼眞智子 氏

有限会社エルグレコの代表であり、喫茶エル・グレコの2代目主人が長沼眞智子さんである。
ショートカットの小柄でチャーミングなお人柄、創業者である着物美人の浦江さんとはまた違う魅力の持ち主だ。
喫茶エル・グレコは、美術館で絵を鑑賞した人が休むための場所として、大原総一郎氏の提案で昭和34年に開店した。
当初は美術館を訪れる人もまばらで、お客のほとんどは近隣の商店主、クラレに出張に来た会社員などだったそうだ。
そんなエル・グレコの日々が一変したのが、1970年に入ってから。
JRディスカバージャパン、新幹線岡山開通、TBSテレビ「永六輔の遠くへ行きたい」などで、倉敷は大原美術館を中心に、全国に知られる観光地となったのだ。
そして、喫茶エル・グレコも大繁盛、観光客にあふれ風景は一変した。
オープンから65年の月日が流れたが、エル・グレコの表情は変わらない。
入り口の小さな赤い日よけテントも、イスも、机も、エル・グレコの複製画の位置も…。
飲み物とトースト、チーズケーキ、カステラのメニューもだ。
建物自体も、大正14年の奨農土地の事務所だった時そのままである。
大正、昭和、平成、令和と時代の流れの中で、変わらぬたたずまいを見せる喫茶エル・グレコ。
1枚の絵と、1杯の珈琲…年末の喧騒の中、ひさしぶりに訪れてはいかがでしょう。
長沼眞智子さんが語る小さな倉敷物語です。

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