3月26日(水) よる8:00~8:55

雑草魂~ユーリ阿久井政悟~

総社市出身のボクサー守安竜也は岡山のジムに所属する初めての日本王者だった。
農協で働きながら強敵に挑み続け、引退後、倉敷市にジムを開いた。
守安会長の宿願は「岡山から世界王者を」。
ユーリ阿久井政悟選手は、かつて守安ジムに所属した父と叔父の背中を追いかけて守安会長の懐に飛び込んだ。
夢が叶ったのは2024年1月。
WBA世界フライ級タイトルマッチで勝利し、阿久井は岡山のジムに所属する初の世界王者となった。
阿久井は2度の防衛に成功。
次なる戦いはWBC世界王者・寺地拳四朗選手との王座統一戦に決まった。
史上3度目となる日本人同士の統一戦に注がれる熱い視線。
阿久井は岡山での地道なトレーニング、東京での武者修行…ひたすら鍛錬を積んで、極限まで自分を追い込みビッグマッチに備えた。
父と叔父の思いを背負って上り詰めた王座獲得までの軌跡。
最愛の家族の支え。
そして寺地との死闘。
そこには、地方のジムに身を置きながら世界を舞台に闘う「雑草魂」があった。