10月25日(水) よる8:00~8:55

いま よみがえる北前船 ~西大寺に残る一枚の絵を追う~

江戸時代中頃から明治時代にかけて、日本の経済を回し、文化を伝えた「北前船」。
大阪と北海道を日本海回りに結ぶその航路には、1度に千両(現在の価格で約1億円)稼げるとして、一攫千金を狙う男たちのロマンが詰まっていました。
その寄港地なのではないかと、岡山市内で新たな歴史が発掘されようとしています。
きっかけとなったのは「日本三大奇祭」で有名なはだか祭りの地・西大寺に残る1枚の版画。
はだか祭りのにぎわいを描いたその絵には、ひっそりと、いくつかの船が描かれています。調べていく中でどんどん明らかになる事実——。
これをまちおこしにつなげようと立ち上がったのが地元の人々でした。
“本当のまちおこし”とは何なのか?
文化庁による「日本遺産」の認定を目指し、かつてまち同士をつないだ北前船を通して、再びまちに活気を取り戻そうと奮闘する人々を追いました。