2月15日(水) よる8:00~8:57
故郷ネパールに小学校を! ウパカル 岡山からの里帰り
ずっと夢見ていた光景が目の前にありました。
ネパールの小さな村にある母校の小学校が再建され、生まれ変わったのです。
留学を経て岡山市のホテルで働くターパ・ゴダル・ウパカルさん。
ネパール中部、ポカラ郊外の貧しい家庭が多い村の出身です。
現地では教育への支援は乏しく、子どもたちは電気もなく壁の崩れた劣悪な環境で学んでいました。
日本での生活が長くなるほど格差を痛感し、「小学校を建て直したい」との思いが募っていきました。
計画はコロナ禍で本格始動。現地に足を運ぶことはできず、岡山で働きながらリモートで連日深夜まで現地とのやりとりを重ねました。
2022年末、ウパカルさんは岡山を発ち故郷へ。
待ち焦がれた家族との再会。
そして一番訪れたかった場所へ…。
開校式には資金面などで支援した登山家、野口健さん親子の姿も。
カーストによる差別や貧困が深刻なネパールに完成した「希望の学校」。
子どもたちの輝く笑顔がありました。
環境が原因で夢を諦めてほしくないと願うウパカルさん。
岡山から6年ぶりの里帰りに密着しました。