ゾウはもう何か月もステージに立っていませんでした。
岡山から国内外に夢と感動を届けてきた木下サーカスが窮地に立たされています。
シンボルの赤テントは石川県・金沢市から動けなくなっていました。
新型コロナウイルスの感染拡大によるイベントなどの中止、消費の低迷…。
岡山・香川の経済にも大きな打撃を与えています。
自動車部品を製造する町工場の勤務表には「休」の文字が並びます。
「7月から来なくていいと言われた…」雇用も揺らいでいます。
生活に欠かせない公共交通にもコロナの波が。
「コロナのせいにしてやめるのは簡単」とバス会社の経営者。
支援がほとんどなく消滅の危機にあるとの訴えに国の回答は…。
岡山では初となるクラスターが発生するなど感染状況は新たな局面へ。
夏のイベントも中止が相次いでいます。
こうした中、生活の糧を失った花火製造会社を救うため住民が立ち上がりました。
揺らぐ経済…コロナ禍とどう向き合うべきか？葛藤の日々を追いました。