12月20日(水)午後7:58~8:53
引退競走馬に光を!
岡山から広がる支援の輪
毎年、約7,000頭が産まれ30年ほど生きるサラブレッド。その勇壮かつしなやかな走りは多くの人を魅了し、最近では若い女性のファンも多いという。しかし、そうしたサラブレッドの大半が引退したあとに殺処分されているというのが現状だ。
1頭でも多くの命を救い、新たな活躍の場を与えたい—。支援活動を進めているのが岡山県吉備中央町のNPO法人・吉備高原サラブリトレーニングの西崎純郎理事長だ。
乗馬クラブの社長で、馬術競技の選手でもある西崎さんは、ふるさと納税を活用し、引退した競走馬を引き取り、乗馬として生まれ変われるようリトレーニング、再調教に取り組んでいる。
「競走馬としては活躍できなくても、リトレーニングによって乗馬や競技馬、ホースセラピーなどで力を発揮できることもある」と西崎さんは話す。
目指すは、引退したサラブレッドの2020年東京五輪の馬術競技出場。JRA・日本中央競馬会も注目する支援活動の最前線をカメラが追った。
写真= 引退競走馬の再調教に取り組む西崎純郎さん