8月2日(水)午後7:58~8:53

つぎのいのちへバトンタッチ ~末期がんの母から娘へ~

香川県宇多津町で書道家として活躍する三木仁美みきひとみさん(55)は、肺や肝臓に末期のがんを患っている。医者からは約2年前に「余命1ヶ月」と宣告された。現在は自宅から通院しながら、時折襲う腹部の猛烈な痛みに耐えつつ生きている。
 仁美さんには一人娘の歩恵夢ぽえむちゃん(8)がいる。社会保険労務士の夫・康徳やすのりさんと8年間に及ぶ不妊治療の末に授かった、目に入れても痛くない愛娘。5歳の頃から絵と詩を書き始めた。仁美さんががんと分かってからは仁美さんのことを描き、詩を添えるようになった。書道家の母と娘は“命”をテーマに、書道パフォーマンスを小学校などで披露している。
 体調が優れず死期迫る仁美さんは、フランスで書道パフォーマンスの機会を得た。
歩恵夢ちゃんとパリに向かう。仁美さんには、歩恵夢ちゃんに伝えたいメッセージがある。そして歩恵夢ちゃんから仁美さんにも…。2人の姿を追った。