2月26日(水) よる8:00~8:54
出羽海親方 土俵に捧げた人生
大型外国人関取が席巻する今の相撲界。かつて小兵ながら大型力士を真っ向勝負でなぎ倒し、土俵を沸かせた岡山県出身の関取がいた。岡山の名山を四股名につけた元関脇鷲羽山だ。北の湖や貴乃花、高見山らと数々の名取組を繰り広げ、現役引退後は名門、出羽海部屋を継承し十代目出羽海親方となる。
150年以上に及ぶ部屋の歴史の中で9人もの横綱を輩出し、角界を率いて来た出羽海部屋。鷲羽山が出羽海親方となってからは、名関取舞の海らを育てるも、今は十両以上の関取不在という低迷した状態が続く。この春定年で角界を去ることになる出羽海親方、47年に及ぶ相撲生活の締めくくりに、最後の九州場所、本場所で弟子の十両昇進を目指す。
土俵にすべてをささげてきた元関脇鷲羽山、出羽海親方。その相撲道とは?47年の相撲人生の最後に密着する。