「今年は小豆島元年です！」と島のオリーブ農家は言う。小豆島の時代が到来したと感じているそうだ。実は今、小豆島への移住者が急増しているという。
５０メートルはあろうかという巨大流しそうめんが真夏の広場で行われた。にぎわいの中、移住者たちの姿もある。「全国考えたが、やっぱり小豆島に魅力を感じました」。
東京、大阪、名古屋、京都…都会からの移住先として小豆島の人気が高まっているとも聞く。小豆島町によれば去年は120人、今年度も7月までに40人ほどが町に移住している。「小豆島はなにか一線を超えた気がする」と外資系金融を経て移住した男性はいう。瀬戸芸をきっかけに移住した女性絵師、大手ＩＴ企業を経て無農薬野菜のレストランを志した夫婦など、移住者はだれも個性的な面々だ。その個性が小豆島の魅力をさらに高めようとしている。番組は彼ら移住者たちの夏に密着し、小豆島に描く夢、そして新しい生き方に迫る。


写真=女性絵師・岡村美紀さん