野鳥の貴重な生態をとらえ続けてきたアマチュアのビデオカメラマン吉本信行さん。その彼を３年前ある難病が襲った。脊髄小脳変性症。小脳が次第に萎縮して機能を果たさなくなる病気だ。患者は全国に２万４０００人もいると言われている。
鳥を追うことを諦め、少しでも病気の進行を遅らせようとリハビリに努める吉本さんにカメラが密着。懸命に励ます仲間たちの友情と吉本さんの心の動きを追う。
また治療の難しいこの病気に、遺伝子を武器として立ち向かう最前線の医師たち。彼らは果たして難病の突破口を開く事が出来るのか。


写真=　元気だったころの吉本さん