いまドキッ!の番組内で
ご紹介したレシピを掲載!

魚介入り黒ごまのスープ

2025年01月07日放送

材料(2人分)

  • ほたて貝柱…2個
  • 小えび…4尾
  • 黒ごま…20g
  • ごはん…50g
  • 玉ねぎ…50g
  • 無塩バター…20g
  • チキンブイヨン…500ml
  • 生クリーム…大さじ1/2
  • 塩、こしょう…各少々
  • パセリ(みじん切り)…適量

監修/国際薬膳調理師 岡田智美さん
   雑穀料理Millet オーナーシェフ 岡田賢治さん

作り方

  1. 鍋にバターを溶かし、薄切りにした玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。
    チキンブイヨン、ごはん、黒ゴマを加える。
  2. 沸騰したら弱火にして20分程度煮る。
    ごはんが煮崩れ、とろみが出てきたらミキサーにかける。
    (ご飯だと手軽にとろみがつけられ、小麦粉よりも胃への負担が少ないので、おすすめ)
  3. 再び鍋に戻して火にかけ、ほたて貝柱と小えびを入れて火を通す。
    火が通りやすいように、ほたても小えびも半分にスライスする。
  4. 生クリーム、塩、こしょうで味を調え、器によそってパセリを散らしたら完成!!

薬膳ワンポイント~冬の食養生編~

冬はやはり体をあたためて寒さから身体を守ることが大事です。
海老、鮭、ブリ、イワシ、ネギ、ニラ、玉ねぎ、にんにく、クルミ、カボチャ、カブなどは体を温めてくれます。
冬と最も関わりの深い臓器は「腎」で、冬の色は「黒」です。
黒豆、黒胡麻、椎茸、海藻などの黒い食材や、はとむぎ、豚肉、長芋、ブロッコリー、カリフラワー、栗、クルミなどは五臓の腎の働きを助けてくれます。
冬の味はミネラル等を含んだ塩味の「鹹味」です。海老、イワシ、ホタテ、海藻などの適度な「鹹味」が体を整えます。
春に向けてエネルギーを蓄えることを意識して出来るだけ無理をしないようにします。
そして年末年始に疲れた胃腸をいたわりましょう。

薬膳メモ

●黒ごま
黒ごまは滋養強壮の食材として知られています。
体にエネルギーである「気力」を与えると同時に、血液や水分で潤いを与えます。
お肌や髪を健やかにし、便通を良くするのを助けます。
白ごまと黒ごまでは働きが違います。
黒は五臓の腎に働き、健やかに年を重ねられます。

●ほたて貝
ほたては体に必要な水分を補います。
冬は空気が冷たく乾燥しているので、肌に潤いを与えるのに役立ちます。
また消化を促し、消化不良の改善を助けるので、胃腸が疲れているこの時期に摂りたい食材です。

●えび
えびは生命エネルギーを蓄える「腎」を補い、体を温めます。
血行が良くなり、足腰の冷えを改善します。
また気力を充実させて精をつける滋養強壮に良いとされるので、お節料理では長寿の象徴とされています。