いまドキッ!の番組内で
ご紹介したレシピを掲載!
2023年04月04日放送
監修/国際薬膳調理師 岡田智美さん
雑穀料理ミレット オーナーシェフ 岡田賢治さん
薬膳では五行といって、季節、色、臓腑、味、など5つのグループに分けて考えます。
春の陽気は草木のように上へ外へと向かいます。上手く外へと発散させることが出来ずに体に滞るとストレスが溜まったり、体の不調につながりますので、巡りをよくしてあげることや、体に必要な水分を補うことが大事になります。
ストレスが溜まると食欲がなくなったり、消化が上手くいかないことから分かるように、胃腸に影響を与えますので、胃腸を健やかにすることもとても大事です。
春の色は「青」。
アジ・イワシ・カツオ・マグロのような青背の魚や春菊、ほうれん草、小松菜などの青菜を食べるのがおすすめです。
春の味は「酸味」。
発散しすぎを抑えるために摂りたい味ですが、発散を必要以上に抑えないように、その方に合わせて調整するようにします。
●薬膳メモ アジ
アジは胃腸を温めて働きを助けると言われています。
アジ・イワシ・カツオ・マグロなどの魚は、血液を補う働きを持つと言われ、活動的になるこの時期に摂りたい食材です。
ただ、アレルギーをお持ちの方は青魚の摂り過ぎには注意が必要です。
●薬膳メモ 春菊
春菊は香りで巡りをよくしたり、胃腸を健やかにするのを助けたり、高ぶった気持ちを落ちつかせてくれる働きがあるとされています。
菊などは目を明るくするといわれていて、紫外線や花粉の影響で目に症状が出やすいこの時期に摂りたい食材です。
●薬膳メモ ゆず
柚子は消化を助け、巡りをよくしてくれます。
柑橘類や香りのよい食材は、巡りを良くするのにとても良い食材といわれています。
酸味は春の発散しすぎを抑えるために摂りたい味です。
ただ、発散を必要以上に抑えないように、体質に合わせて調整します。