「一ヵ月半も続くパリの交通スト」

今までパリの年越し行事は、レヴェイヨンと呼ばれるパーティや、自動車のクラクションを鳴らして走り回るのが習慣だった。世界の各国の首都で、地球の回るのに従って次々と、花火の上がる光景がテレビから流れるのに、パリは無いのですかと不思議がられていた。毎年7月14日のフランス革命記念日の夜、エッフェル塔の周りで年1回打ち上る花火だけだったのである。それが昨年の年越しに凱旋門の周りでコンサートを開き、花火を打ち上げて好評だったので、今年はレーザー光線技術で凱旋門いっぱいに、画像を映し出して見せ、真夜中と共に9000発を越す花火を上げ新名物が誕生し、パリ市行事が増えた。30万人を越す人が、厳重警戒や交通ストライキ中にもかかわらず、シャンゼリゼの大通りに溢れた。フランス人は家庭でテレビで見ていて、世界からのツーリストが多かったと思う。まあ事故もなく無事に終わった。

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