「シャンゼリゼ界隈で」
展覧会も秋のシーズンに入って大型の企画展があちこちの美術館でスタート、たいがい明年1月まで続く。まだ始まっていないので見てないが、来週からの国立グランパレ美術館の「大クールベ展」は、今期の目玉になりそうである。同じところの別会場で、現代デザインの変遷展も始まったが、現代家具の珍奇さには驚いても、鑑賞とはちがうので、人の集まりにはもう少しのようである。
来年の春夏ファッション発表のパリコレ週間も、9月29日から10月7日まで、連日続いて終わった。東京、ニューヨーク、ミラノ、ロンドン、パリ、と順々に次々に各地で企画され、香港、上海、ソウルまでこの分野を振興しようと乗り出す。今は日本の経産省も関心を持ち、海外キャンペーン行事を国で今年から始めたほどだが、東京にどれだけ世界の関心を引けるかが問われている。東京の現代若者の珍奇ファッションは、パリでも注目話題になっていて、勢いよく日本が世界のシーズントップ開幕を狙って8月29日からJWFトーキョー週間だったが、大手の定評のある25ブランドデザイナーは従来どおりの日程で、来週だそうである。品物を作らなければならないのだから簡単に日程は動かせないのが、お役所の頭で
は、そこは分からないので、分裂状態だそうである。
|