「バカンスのはじまり」
6月末から7月の第一週、セーヌ河河畔のルーアン市では、4年に1回開かれる「グラン・アルマダ」世界の帆船フェスティバルがあった。1989年に始めて4年目で、今年は28艘の帆船が集まり、大航海時代の名残り、1艘に300人近い乗組員が必要だから、大体は各国の海軍の維持になっているが、これも夢とロマンがあって大人気。東洋からはインドネシア海軍の帆船が参加、国際親善外交である。テレビも1週間この話題で持ちきりだった。 7日から10日までの4日間は、パリ・オート・クチュール・コレクション。一般にはあまり関心がないが、マスコミ、報道関係のニュースの時間には、必ず話題にされている。 12日から夏の間中は、今年で第2回目の「パリ・プラージュ」。パリ市内のセーヌ河右岸沿いの4キロのハイウエーを遮断して、砂や椰子を入れ、市内に残っているパリジャンの、日光浴の場所になる。