パリのキオスク
 

「わたしのバカンス」

 バカンスシーズンになると、新聞も薄っぺらな物になる。定期購読を休む人も多いので、バカンス先までこの期間だけは届けますなどと、紙が入ってくるが、まあそれでも購読を休む人も多いし、記者もバカンスだから数ページで、カラー付録版なども無い。配るのに張り合いのないような薄さ、平常分厚いあれもこれも一杯の新聞を、見出しだけでサーッと済ませるのに時間が一杯だが、そうなると、おかしな物で丹念に読む。
 「フランスの代議士の給料」、他人の懐は気になるから、フランス語でも読める。代議士報酬、2002年3月1日決定、役職に関係なく月額給与は5169ユーロ(60万4773円)+首都パリに居住のための住居手当3%、155ユーロ(1万8135円)+必要経費手当25%、1331ユーロ(15万5727円)で、合計6655ユーロ(77万8635円)。これからマイナス国民社会保険払込1103ユーロ(12万9051円)、国民社会負担費505ユーロ(5万9058円)、特別社会分担費53ユーロ(6201円)、年金基金会費26ユーロ(3042円)と差し引かれ、結局月額4966ユーロ(58万1022円)が、上院、国民議会代議士さんの、月額手取り給与である。

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