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「九月、もどって来たパリ」 九月十五・十六の両日は、年一回の一般に公開されず、私用に使われている歴史建造物公開デー。三百年、四百年と使われ、今でも活躍している歴史的な部屋が、国民の文化遺産として、皆に無料で誰にでも見れる。一万四千の物件が公開され、昨年の観客動員人数は千百五十万人。パリの有名な建造物には朝から行列ができて、一日七千三百人迄と限定されているので、超人気なのがエリーゼ宮フランス大統領官邸。マリー・アントワネットも最後に閉じ込められていたシテ島の真ん中パリ裁判所が、二万八千人の人を集めてトップだった。ここの構内は、ル—ブル宮殿より古い昔の王宮が使われているので、平生みられない興味ある部分も多い。粋な催しである。 page3/3
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