加茂大祭
寄宮祭として940年の伝統を誇る、県下三大祭りの一つ
寄宮祭として940年の伝統を誇る、県下三大祭りの一つ。岡山県指定重要無形民俗文化財。祭り当日は、町内に笛や太鼓が鳴り響き、お祭りムード一色となります。
この祭りの起源は定かでありませんが、社伝によれば、平安時代後期の天喜年間、加茂郷内諸社が、悪疫祓除の報恩渡御式を行った時とされており、当初は榊のみの神事でしたが、備前虎倉城主伊賀氏が社殿を建立したときより、神輿観式を行うようになりました。その後、200年程中断しましたが、江戸時代中期より今の形式となっています。
祭りの形式は寄宮祭という珍しい形式で、町内の鴨神社、化気神社、松尾神社、日吉神社、素盞鳴神社、八幡宮、天計神社、三所神社の八社がそれぞれの鎮座地から総社宮へ行列を整えて集合し、総社宮を交えた九社で大祭が行われます。
※今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。