2025年3月29日予告
岡フィル 特別首席ファゴット奏者 柿沼麻美さん
ファゴットは、ダブルリードの木管楽器で幅広い音域が特長、重々しい響きからユーモアあふれる軽やかな音色まで、その魅力に惹かれるファンは多い。
オーケストラでは、メロディー部分を奏でることもあるが、吹奏楽では低音部でリズムを刻むなど、伴奏が主な仕事。
でも、と柿沼さんは続ける。
「吹奏楽のファゴットは“お出汁”なんです、お出汁が美味しくなければ料理はだめでしょ?」さすが、特別首席だ。
さて、今回の選曲は、そんなファゴットが活躍する吹奏楽の名曲。
吹奏楽の名門、東京佼成ウインドオーケストラの演奏で、「たなばた」「いちご協奏曲」などをお送りする。
柿沼さんのふるさと栃木県宇都宮市文化会館での録音で、柿沼さんもソリストとして参加、見事な響きをお楽しみください。
2025年3月22日放送
岡フィル 特別首席ファゴット奏者 柿沼麻美さん
番組には初めて登場、2024年10月に岡フィルの特別首席に着座した柿沼さん、栃木県のご出身で活動の拠点は東京・関西圏という。
東京芸大大学院卒、新日本フィルなど多くのオーケストラで活躍し、岡フィルにやってきた。
岡山の印象は?とにかくごはんが美味しい!という答えが返ってきた。
なかでも鰆の刺身に心奪われているとか。
さて、ファゴットとの出会いは、中学生の吹奏楽部。
初めて見る不思議で大きな楽器、人と違う楽器を演奏してみたい、というチャレンジ精神あふれる中学生はたちまち「とりこ」になったそうだ。
今回は、ファゴットの音色をしっかりお届けしようと、選曲してくれた。
チャイコフスキー、サンサーンスの有名楽曲を改めてお聴きください。
2025年3月15日放送
岡フィル ヴァイオリン奏者 仁熊美鈴さん
今回のテーマは「演奏会」、仁熊さんが参加する弦楽四重奏の演奏会と岡フィル5月の定演をご紹介する。
まず弦楽四重奏は「わたしたちの室内楽~long long ago」というタイトルで4月26日と27日に岡山禁酒会館で開催。
今回はピアノが加わってピアノ五重奏という形となった。
味わいのある禁酒会館の2階ホールでアップライトのピアノと弦楽の調べが楽しめる。
そして5月の岡フィル定演は、スメタナ作曲の大曲「交響詩わが祖国」。
それぞれの聴きどころと演奏への思いを語りながら、シューマン作曲こどもの情景、ピアノ五重奏曲変ホ長調第1楽章に耳を傾けてください。
2025年3月8日放送
岡フィル ヴァイオリン奏者 仁熊美鈴さん
2024年6月、ふるさとのオーケストラに入団してとても嬉しいと語っていた仁熊さん。
幼稚園の頃、ヴァイオリニストの演奏する姿に憧れてヴァイオリンの道を選んだ。
さて、今回の選曲のテーマは仁熊さんの大好きな「歌」。
しかも「男声」に焦点を当て、ボーイズソプラノ、カウンターテナー、テノールの3曲を選んでくれた。
アレグリ作曲「ミゼレーレ」、ポルポラ作曲「愛する人を待っている間」など珍しい曲も並ぶが、仁熊さん推しの歌手への賛辞と解説が素晴らしい。
なかでもシューベルト作曲「春に」を歌う、イアン・ヴォストリッジにそれぞれの春を思っていただければ…
2025年3月1日放送
岡フィル ヴァイオリン奏者 和田恵理子さん
先週に引き続き、和田恵理子さん、ヴァイオリニストにして山ガールの和田さんが、ふるさと北海道の冬の思い出を語る。
選曲したシベリウス作曲ヴァイオリン協奏曲ニ短調を聴くと、千歳市で過ごした小学校の体育の時間を思い出したのだ。
グラウンドに氷面を作り、屋外で行うスピードスケート、タイムでクラス分けもあって、結構スパルタでした、と話した。
スキーとスケートと北海道のこどもたちという話題で大盛り上がりのふたり、目指すは富士山、アルプス登山で結着した。
明日は、岡フィルの定演なので、ぜひお越しをと和田さんからのお誘いもお忘れなく。