阿部ひろみ
Vol.74
<11月1日>
岡山県内一市町村ずつ作品を紹介していきます。
みなさまこんにちは、いかがお過ごしですか?
「すっかり涼しく(寒く)なりましたね」というのが、最近のあいさつになっておりましたが、時々、とても暑い日があります。最近は、季節感があまりなくなってきている気がします。今年の紅葉は美しいと良いですね。去年の秋に描いた絵は、ノリに乗っていたように思います。今年も気分上々で描きたいです。
さて、今月は「真庭市勝山」の3枚です。
勝山もよく行く場所のひとつですが、何枚かは、自分の中で傑作(あくまで自分視点です)が描けたと思っております。そのために、同じ構図、同じ季節では、もう二度と描けないなと思っていた場所がありました。そのうちのひとつが、旭川沿いから見る勝山の町並みで、「菜の花の咲く頃」です。描こうと思うと、前のと同じくらい、いやもっとうまく描けるかしらなどと欲が出て、緊張してしまうのです。でも、今年の春は、久しぶりに挑戦しました。理由は、下の絵の欄に書きました。ずっと描きたかったので嬉しかったです。
真庭市勝山
菜の花の咲く頃
今年、京都の伏見にスケッチに行きました。なるほど、観光本のうたい文句通り、菜の花が咲き、古い酒造が川向こうに見え、確かにきれいと思ってはっとしました。「そうだ勝山に行こう!」
家路を急ぐ頃
スケッチをした帰りに、勝山でちょうど夕焼けになりました。山あいの夕陽は、山に沈むので、日没には時間があります。まだ空が明るく町並みもよく見えたので、ゆっくり描きました。
初冬
寒い日でした。がたがた震えながらスケッチしました。細かい部分の色つけは、帰ってから仕上げたので、くどくなってしまった。その場の雰囲気がとても大事です。やめどきもわからなくなります。
いかがでしたか?今回は、以上になります。
次回は、さあ、どこへ行きましょう。
風の吹いている方へ気の向くまま、ふらりとどこかへ。
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