阿部ひろみ
Vol.63
<12月1日>
岡山県内一市町村ずつ作品を紹介していきます。
みなさまこんにちは、いかがお過ごしですか?
寒さが続き、思わず冬眠したくなります(何もせずにお布団に入ってうだうだするということです)が、そこはこらえて、やることをやろうと自分を奮い立たせております。
岡山に住むようになって十年目になりましたが、前に見た風景と違うなあと思う場所があちらこちらで見つかります。今回行った奥津周辺もそのひとつです。初めて足を運んだ時は、まだダムではありませんでした。今ではダムも「奥津湖」として観光スポットになっていますが、当時は曲がりくねった道のとなりに川が流れていて、道路から川をはさんだ向こう側に小山があり、「こういう景色は他では見たことない」と感動いたしました。車を停めるところがなかったのでスケッチに残していませんが、時々思い出して「なぜ描いておかなかったのだろう」と後悔しています。心の中で思い浮かべることはできても、細部がぼやけていて、紙に描くことはできそうもないです。残念。今回の反省を踏まえて、これから先、どんな何でもない日常の風景でも、心に何か引っ掛かるような感覚があったら、描いておこうと思いました。
今月は、「奥津」です。秋景色の三枚です。
奥津
干し柿
道の駅奥津温泉で、干し柿が軒下に吊され売っていた。自宅に買って帰った後、吊して熟すのを待つ楽しみがあるものです。わたしは以前に購入して干し柿になる前に食べてしまった食いしん坊です。
奥津湖の秋
軒下にたくさん並んだ干し柿を見ながらずっと歩いていて、奥津湖がきれいだと主人が言ったので振り返ると「確かにきれい」と思って干し柿を描いた後にスケッチしました。
奥津渓谷
大釣り橋から描きました。現在、奥津渓谷を通らずに、倉吉方面へ直行できる道が上を通っているので、奥津に来たら見ておきたいと思い、Uターンして降りて行き描きました。
いかがでしたか?今回は、以上になります。
次回は、さあ、どこへ行きましょう。
風の吹いている方へ気の向くまま、ふらりとどこかへ。
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