阿部ひろみ

Vol.20 <5月1日>

岡山県内一市町村ずつ作品を紹介していきます。

みなさんこんにちは、いかがお過ごしですか?
 桜は、薄紫の入った白桃色で、はらはらと花びらが舞う姿が切な くてきれいだなと思っていました。しかしある日、社会人になって初めての「お花見宴会」で、夜桜にぎょっとしました。ライトに照 らされた夜桜は妖しい光を放ち、回りで飲む同僚や上司の顔は、般 若の面のように紅く火照っていた。春風よろしく、ふうーっと桜の花びらが舞い上がった時、私が感じた恐怖は頂点を極めた。それ以 来、「夜桜宴会」に誘われた時は、桜を愛でずにひたすら宴会に集中 する事に決めている。だいたい誰が飲んでいる時に、夜桜を観賞しているのだろう。
 桜が葉桜に変わる頃、たくさんの「鯉のぼり」があちこちで泳ぎ始めました。小さい頃、「3月3日は女の子の日、5月5日は男の子 の日なんだ。」と近所の子に教えられていたので、「何で女の子の日 は、お休みじゃないの?」と思っていました。後に、「5月5日は男 の子の日じゃなくて、こどもの日よ。」と親に言われても、刷り込ま れてしまった記憶の為か、全然納得できなかった。飾りも男女に分 かれているし、こどもからは全然理解できない事実だった。じゃあ果たして、大人になった今は納得しているかというと難しい問題です。

今月は、津山市です。

津山市
「路地裏の喫茶店」
 さわやかな晴れた日に、行き先も目的もなく散歩するのが趣味です。この喫茶店を見つけた日もそうでした。朝からふらふらと3時間ほど歩いていたので、どこかで休もうと思ったら、ラッキーなことに ステキな喫茶店に出会えました。
   
「桜祭り」
 小さい頃、「さあ何が食べたい?何でも買ってあげるぞ。」とお父さ んに言われてどれにしようか迷っていたら、本当の迷子になって泣 いていた事がありました。今でも、出店のおいしそうな匂いや湯気 に、きょろきょろしてしまいます。
   
「鶴山公園」
 結婚したての頃、「かくざん」と読めなくて「つるやま」と言っていました。東京の展示会で、津山に旅行したおじさんが来て「おっか くざん公園だね。懐かしいな。」と言っているのを聞いて、東京でも 有名な所だったと知りました。
   
「あじさい寺」
 津山口にある長法寺は、あじさい寺と言われています。参道には、いろいろな種類のあじさいが3000株も植えられているそうです。ま だ朝露が残っている時間に見に行くと、あじさいたちがきらきら笑っているように見えました。
   
いかがでしたか?今回は、以上になります。
次回は、「勝山町」です。
 
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