阿部ひろみ

Vol.121 <10月1日>

岡山県内一市町村ずつ作品を紹介していきます。

 みなさまこんにちは、いかがお過ごしですか。
先日、総社市にある「井山宝福寺」に行ってきました。画聖雪舟が幼少の頃、涙で鼠の絵を描いたあの有名なお寺です。本当に岡山県は不思議がいっぱいの素敵なところです。歴史上のお話から、昔話まで、どこからどこまでが本当の逸話なのか寓話なのかわからないけれど、魅力的です。

さて、今月は「総社・宝福寺」です。

総社・宝福寺


宝福寺・山門

宝福寺の裏手にある駐車場に停めたので、仏殿など中を拝観した後に山門をくぐりました。山門と仏殿の間に大きな二本の杉の木があり、その杉の木がまっすぐ空へとむかっていく姿が見事でした。

宝福寺・山門

宝福寺・三重塔
宝福寺・三重塔

国の重要文化財の指定を受けている三重塔は、今まで見てきた塔の中で、良い意味で一番古さを感じました。歴史をかんじる佇まい、境内に流れる静かで涼しげな風、心落ち着く日になりました。



精進料理・金亀

湯豆腐や精進料理の看板を見ると、京都に来たような風情を感じます。まだ紅葉の季節ではなかったけれど、宝福寺の紅葉はきれいだそうです。三重塔をながめながら、精進料理。おつですね。

瀬戸大橋

いかがでしたか? 今回は、以上になります。
次回は、さあ、どこへ行きましょう。
風の吹いている方へ気の向くまま、ふらりとどこかへ。

※今月の絵は、岡山県津山市東一宮にある美術館「M&Y記念館」 に展示しております。


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