今回、石原Dと小松アナが訪れたのは、今年7月、早島町にオープンした「成瀬家」。 小松アナも「学生時代、ずっと食べていたほど大好き」という待望の横浜家系ラーメンです。 家系ラーメンとは、横浜にあるラーメン店「吉村家」の吉村実氏が創始者。豚骨醤油ベースで太いストレート麺が特徴です。
- 石原D:
- 家系といえば、はちまきをした大将が黒のTシャツか白の割烹着を着てラーメンをひたすら作っているイメージ。魂のラーメンです!
店内に入ると、はちまきをしたご主人の成瀬さんが寸胴鍋を大きな櫂でかき混ぜています。
- 石原D:
- おはようございます!やっぱりイメージ通りだ!はちまきしているでしょう?
- 小松アナ:
- 本当だ。かっこいいですね~。
- 石原D:
- ほら、これこれ。必ずこのオールのような、大きな櫂でこうやってかき混ぜている。
一般的にガラ返しと呼ばれるこの作業。家系ラーメンの特徴といいます。ガラをひっくり返すことによって、スープの丸みや味が出ておいしくなるそう。
東京の人気家系ラーメン店で10年間修行していた成瀬さん。
- 石原D:
- なんで岡山に来ようと思ったんですか?
- 成瀬さん:
- 僕、結婚していて子どもが3人いるんですけど、充実した子育てには岡山がいいと聞いてやってきました。
- 石原D:
- ありがとうございます!しかもおいしいラーメンを持ってきてくれて。
それでは早速、本場仕込みの横浜家系ラーメンの特徴を見てみましょう!
- 石原D:
- スープは豚骨と水だけですかね?
- 成瀬さん:
- そうですね。豚骨はいろんな部位があるんですけど、入れる順番によって出汁の出方が違うんです。その日のさじ加減や、骨についている肉の量、こってり具合によっても、旨味の出方が違います。それが難しいですね。
- 石原D:
- 家系の麺って特徴があると思うんですけど。
- 成瀬さん:
- 大体の直系店は、東京で作っている酒井製麺さんの特注麺です。
- 小松アナ:
- 太麺ですよね。
- 成瀬さん:
- そうです。家系で修行して、酒井さんの紹介があって初めて使えます。
麺の茹で方も家系ならでは。広い寸胴を使い、麺一本一本をたっぷりのお湯の中で泳がせながら茹でます。こうすることで麺の旨みを引き出すそう。
門外不出の秘伝のタレは、少し塩辛く味付けされています。これに鶏油(チーユ)を加え、先程の濃厚豚骨スープが入ります。湯切りは家系伝統の平ザル。トッピングは家系定番のほうれん草と海苔、そして煮卵と厚めに切ったチャーシューが乗れば出来上がり。
- 小松アナ:
- おー、おいしそう!海苔が扇のようになってますね。
- 石原D:
- 今回、海苔増量だから。
- 小松アナ:
- まさに家系というスープの香りがしますね~。いただきまーす。
- 石原D:
- 味がバーンとくる感じじゃないんですよ。
- 小松アナ:
- 甘みもあり変に残らない、でも力強い。
- 石原D:
- 自然さがあって、飲みやすい・食べやすい・おいしい。じゃ、麺いってください。
- 小松アナ:
- ツルツル!太麺でモチモチして、スープが絡む。おいしいですね、最高!
石原Dおすすめの家系の食べ方は、家系に欠かせないご飯を海苔でぐるりと巻き、そこに濃厚豚骨スープを一口。小松アナも「海苔とご飯とスープがこんなに合うなんて」と絶賛です。
- 石原D:
- 7月にオープンされて、改めていかがですか?
- 成瀬さん:
- 不安もありましたが、家系が好きなファンの方がたくさん来てくれて、おかげさまで毎日大繁盛しています。
石原Dいわく「流派というかジャンルがあって、武道に近いものがある」という家系ラーメン。
- 石原D:
- 本格派の家系ラーメンが岡山にやってきてくれて嬉しい!岡山で、成瀬さんの子どもたちも、この「成瀬家」も育ってくれたらと思います。皆さん、ぜひ「成瀬家」を応援してあげてください。いやほんとに。
店舗情報
- 店舗名
- 成瀬家
- 営業時間
- 11:00~21:00
- 定休日
- 月曜日
- 駐車場
- あり
- 住所
- 岡山県都窪郡早島町早島3355-2
- 交通手段
- 瀬戸中央自動車道早島ICから車で約4分
- お問い合わせ
- 086-482-2144
地図