今回、石原Dと平野アナウンサーが訪れたのは、岡山県庁の近くにある「王様らーめん」です。
「このオフィス街で働くサラリーマンのオアシスと言っていいラーメン屋」と石原Ｄ。
2代目店主の藤原さんは、中華料理店での下積みを経て、ご両親が営んでいた「王様らーめん」の跡を継ぎました。

石原D：

ここはご飯とラーメンを一緒に食べる、いわゆるラーメンライスが本当に美味しい。僕はあまり女性のお客さんと一緒に並んで食べたことがないんだけど、どうですか？

藤原さん：

改装してきれいになったので、お昼の時間帯には女性のお客さんも来られるんですけど、ガッツリと食べたいという男性客の方が多いですね。

石原D：

ここのスープは鶏ガラなんですけど、普通、たくさんの鶏ガラを一緒に炊くと出る大量の鶏油（チーユ）が、ここはあんまり出てない。

あえて鶏油を控えめにすることで、スープの飲み応えが軽くなり、ご飯が恋しくなるような絶妙の食感が生まれるのだそう。また、鶏ガラの性質によって油の量や濃さが変わるため、調整しながら炊いていると藤原さん。
スープと合わせるのは、豚のバラ肉100％のチャーシューを炊いた醤油ダレです。

石原D：

タレとスープを合わせると若干タレが勝って少し塩っ辛い。これがラーメンライスに合う！それと、チャーシューの皮に醤油の焦げたような苦味がある。これがクセになってうまい。それを食べたときに、"人生は苦いこともある"みたいな。

藤原さん：

フフフ。ありがとうございます。

絵に描いたような「THE・中華そば」とともに、石原Dは迷わずライスを注文。内山下界隈で働くサラリーマンの昼を豊かにする、ラーメンライスです。

藤原さん：

お待たせしました。

石原D：

これがね、黄金の組み合わせです。

平野アナ：

うわ～おいしそう！なにからいきましょうか？

石原D：

スープから！

平野アナ：

澄んでいますね。ん～、塩っ気があって、麺の方もスープの味がしっかりついてます。香ばしい。

石原D：

で、麺をご飯の上に乗せて、麺とご飯を一緒に食べる！

平野アナ：

麺をご飯の上に乗せる？

石原Dおすすめの食べ方に目を丸くする平野アナ。思わず、藤原さんに同じ食べ方をするお客さんが他にもいるのか尋ねます。

藤原さん：

常連さんは "そばライス"と言って頼まれます。

平野アナ：

あはは！私もラーメンonご飯、いただきます。うん、麺にしっかり味がついているから、ご飯がすすむのが分かります。

石原D：

分かるでしょう？ チャーシューもいってみてください。皮の端の黒くなってるところがね、焦げなんですよ。

平野アナ：

香ばしさの中に苦味がちらっと。美味しいです。

石原D：

焦げがちょっと苦いなと思ったらご飯を食べる。

実は、ラーメン放浪記のテーマ曲「素直なスープ」のプロモーションビデオの撮影場所でもある「王様ラーメン」。

藤原さん：

こうして取材を受けたり、テーマ曲の撮影に携われたり、なんかラーメンってすごいなって思います。

石原D：

それは藤原さんがおいしいと思うラーメンを作り続けているから、縁があると思うんだけどなあ。

藤原さん：

まさしく縁ですね。

ラーメンからいろんな縁が広がった「王様らーめん」。
ぜひ皆さんも石原Dがこよなく愛する一杯を食べてみてください。