うどん虎

岡山市中央卸売市場のふくふく通りに常識を越えたラーメンがあると聞き、やってきた坂アナウンサー。見つけたのれんには「味自慢 うどん」と書かれています。お店の名前も「うどん虎」というようです。

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ご主人の松尾さんにお話を伺うと、大学時代から尊敬する先生の名前をひっくり返した店名だそうで、うどん虎の「こ」が「虎」なのは、松尾さんがタイガースファンだからとか。

「恰好がラーメンじゃないんですけど」という坂アナに、「いや、でもラーメンです」と答えるコック服のご主人。メインはステーキですが、そのお肉を有効活用して作れるメニューを増やし、特に力を入れているのがラーメンだそう。

松尾さん:
素材にこだわっています。塩は「直島のソラシオ(SORASHIO)」という1kg5000円の特別な塩。こしょうもカンボジアの特別な「アンコールペッパー」を2種類使っています。

塩の値段に驚いていると、「どうぞ飲んでみてください」とスープが出てきました。

坂アナ:
乳白色ですね。
松尾さん:
肉と水でとっただけでこうなっちゃうんです。千屋牛の脂です。
坂アナ:
香ばしい香りがします。
松尾さん:
これも飲んでみてください。昆布、カツオ、イリコなどが入っている和だしです。
坂アナ:
わ~いい香り。すごい旨味!

石原Dによると、「うどん虎」は、骨や野菜を使わずに高級牛肉だけでスープを作る、岡山のオンリーワンのお店だそう。和風だしと直島産の塩を合わせ、さらに旨味のあるこしょうと、刺激のあるこしょうの2つを入れて独特のスープを作っています。刺激があるのに優しくて美味しい軽い味わいです。

それでは、「元祖千屋牛肉ラーメン 特製塩」をいただきます。

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坂アナ:
塩ラーメンの色には見えませんね~。肉の旨味ラーメンですね。
松尾さん:
味は塩とこしょうだけですから。ステーキの感覚ですよね。

坂アナが肉の旨味を堪能していると、さらにもっとスゴイものが登場。
「これをラーメンに乗せます」と松尾さんが取り出したのは、分厚い肉、千屋牛肉A5希少部位です。ヒウチ(トモサンカク)という本来脂が乗りにくいモモの一部にも関わらず美しいサシが入る、希少部位のお肉です。それをフランベします。フライパンから炎が上がる光景は、ラーメンを作っているようには見えず、目を丸くする坂アナ。

そして「特選千屋牛肉ステーキラーメン」の完成です。

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坂アナ:
ステーキ屋さんのステーキより美味しい可能性がありますよ!

「ラーメンと一緒にどうぞ」とすすめられたノンアルコールワインは、ヨーロッパの有名ブランドのもの。意外な組み合わせに、驚きつつ震える手でいただきます。

坂アナ:
ラーメンにノンアルコールワイン、合うんですね~!

どんぶり全体がステーキと化したラーメンの次は、「元祖千屋牛肉オマールスープラーメン」をいただきます。蒜山ジャージー牛乳、蒜山ジャージーバターを使った、特製のオマールのスープです。

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坂アナ:
スープがすごく濃厚。まず牛、続いて濃厚なエビが舌にぐっときますね。
松尾さん:
残ったスープにパンをひたしてお召し上がりください。パンのおかわりもできます。
坂アナ:
フフッ。まるで上品なイタリアンのお店に来ている感覚です。

太麺で、すすりこむとスープも一緒に口に運んでくれる絶妙にバランスがとれた一杯です。

坂アナ:
これから「うどん虎」をどのようなお店にしていきたいですか?
松尾さん:
これからもいい食材をリーズナブルに提供できるお店にしたいですね。

ステーキのお店でないとできない、こだわりにスキがない「うどん虎」のラーメン。
牛肉の出汁だけでとったラーメンのおいしさを、みなさんもぜひ味わってみてください。

店舗情報

店舗名
うどん虎
営業時間
10:00~16:00 ※18:00~(予約のみ)
定休日
無休
駐車場
あり(ふくふく通り専用駐車場)
住所
岡山県岡山市南区市場1-1
岡山市中央卸売市場ふくふく通り
交通手段
JR岡山駅 車25分
お問い合わせ
086-238-0068

地図