博多とんこつ ばり 岡山駅前店

今回は訪れたのは、岡山駅前の「博多とんこつ ばり」。渡壁さんも中仙道本店には行ったことがあるということでした。

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石原D:
けっこう女性のお客さんが多いんですよ。おひとりさま女子とかね。
渡壁:
でも、石原さんも入って行くんですよね?
石原D:
おじさんだって行ったっていいだろ!

「ばり」は、博多とんこつラーメンをベースにしながらも岡山県産の地元食材をふんだんに使い、新たな豚骨ラーメンの味を創作し続けているお店です。
岡山駅前店の店長である長尾さんが、密閉袋に入った海苔を見せてくださいました。

石原D:
これ、笠岡産の海苔なんだって。
渡壁:
すごくいい匂いがしますね。
長尾さん:
笠岡産の岩のり「幻紫菜(げんしさい)」です。これを入れた瞬間、すごい!と思って、使わせてもらおうと。
渡壁:
博多のラーメンと岡山の具材がマッチするって嬉しいですね。

「ばり」の特徴は博多ラーメン店に珍しく、そのバリエーションの多さ。
今回は、魚介だしを使った豚骨ラーメン「ばりしおめん」を注文です。

味のベースとなるタレは、瀬戸内海産いりこ・昆布・鰹節の旨みが凝縮しています。
これに江戸時代から名産地として知られている玉野産の塩を加えた塩ダレが入ります。
スープは、「ばり」中仙道本店の手作り麺工房で作られています。
豚の頭や背骨など数種類の骨を贅沢に使用し、約12時間も煮込んだスープには、ラーメン一杯に豚カツの豚肉およそ3人前の旨みがつまっているそうです。

そして、麺。これに特徴があるんです!

石原D:
たぶん、博多ラーメンの麺は日本のラーメンの中でも一番細い。細いと同時に、水分量が割りに少ないの。
渡壁:
ということは、噛んだときにしっかりとした感じですか?
石原D:
そう、小麦の味がする。ちょっとざっくりした感じがいいんだよ。びっくりするのは茹で時間。今お湯に入ったけど、もうすぐあがるから。
渡壁:
ええ~?早い!もうですか?
石原D:
「ばりかた」で10秒くらいだと思うよ。
長尾さん:
手際よく盛り付けも進めないと、麺が伸びてしまいます。

トッピングにもこだわりがあり、岡山県産の野菜を使っています。
食感がやわらかい穂先メンマと、塩豚骨と相性がいい鶏もも肉のチャーシュー。そして、笠岡産の岩のり「幻紫菜」です。

長尾さん:
おまたせいたしました。
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渡壁:
うわ~!美味しそう!いっぱい具が乗っていますね。まずは麺からいただきます。ん~!すごく麺がしっかりしていて、魚介系の味がふわっと口の中に広がって、私が想像していた博多ラーメンとは全然違いますね。
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石原D:
スープは一緒なんだよ。タレにいろんな工夫がしてあったり、香油が入っていたり、そういうのを混ぜているから別物の味になっている。
長尾さん:
「しおめん」の特徴としては、高級料亭でも使っている笠岡産の岩のり「幻紫菜」です。味にぐっと深みを増しています。
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渡壁:
この海苔が入ることによってさらに香ばしくなって、あっさりしたスープにアクセントが加わりますね。

そして、「ばり」では嬉しいサービスも。
替え玉1玉が無料、もしくは、女性には嬉しい季節によって変わるデザートが無料でついてきます。

渡壁:
ラーメンのあとのデザート!贅沢ですよね~。美味しかったです。
長尾さん:
ありがとうございます。
渡壁:
今後、どのように展開していきたいですか?
長尾さん:
岡山の方に愛されるように、みんなに元気になってほしいなという気持ちをこめて「美味しくて、元気の出るラーメン」を作らせていただきたいと思っています。
渡壁:
目く「ばり」、気く「ばり」、心く「ばり」の精神で、ということですね。
石原D:
だから「ばり」なんですね。「ばりかた」の「ばり」じゃない。

岡山に定着した博多ラーメン。そこに、岡山の具材が加わりマッチした、新しいクロスオーバーが始まっています。

店舗情報

店舗名
博多とんこつ ばり 岡山駅前店
営業時間
月~土 11:00~翌2:00
日 11:00~24:00
定休日
年中無休
駐車場
なし
住所
岡山県岡山市北区錦町6-10 久世ビル 1F
交通手段
JR岡山駅から徒歩約6分
お問い合わせ
086-232-7338

地図