中華蕎麦 かたやま 倉敷店

今回やってきたのは、倉敷市役所のすぐ近くにある「中華蕎麦 かたやま」。

20161014-01.jpg

ご主人の片山さんは岡山市の老舗人気ラーメン店「天神そば」の味に惚れ込み、弟子入りを志願したところ断られてしまいました。
なんとかリスペクトする天神そばの味に近づきたい!と片山さんは独学でラーメン修行を始めます。そして辿り着いたのが、この濃厚鶏ガラスープです。

石原D:
ラーメンのどんぶりのスープが一羽の鶏ガラからできているという言い方をするんですけど、当たらずとも遠からずだよね。スープの下処理がきっちりしているから、ここのスープってパンチのある力強い鶏ガラのスープなんだけどクドさがない。

一杯にほぼ一羽の新鮮な鶏ガラを贅沢に炊き出して作る濃厚なスープ。新鮮だからこそ生まれるその旨みは、「かたやま」に来なければ味わうことはできません。

さらに、かたやま自慢のチャーシューは、豚バラ肉とモモ肉をあまり煮込みすぎないジューシーな仕上がりです。そして、その煮汁はタレとしても絶妙な味わいを出すのです。

煮汁を味見して「なんじゃこりゃ!!」と驚く石原D。

石原D:
これ、ご飯にかけて食べたらめちゃめちゃうまいよ!細かいんですよ、味が!だからスーッと入っていく。いいタレって絶対こうだもんね。こう、やわらかい。なめらかっていうか。

それではいよいよ、「中華蕎麦 かたやま」入魂の一杯を作っていただきます。
豚バラとモモ肉を煮込んだタレに、鶏ガラを贅沢に使ったスープを投入します。麺は自家製で、コシの強い細めのストレート麺。最後にジューシーな豚バラとモモ肉のチャーシューが乗れば、出来上がりです。

20161014-02.jpg
渡壁:
あ!かまぼこが乗ってる!これぞ中華蕎麦ですね。

ラーメン愛に満ちたかたやまの入魂の一杯。中華蕎麦750円です。

石原D:
スープを飲んでください。
渡壁:
おいしい~!もうね、疲れた体がホッと癒されるような味。
石原D:
醤油ダレとスープが、がっぷりよっつに組んでるんですよ。でも、僕は最初の一杯をこうやって一口飲んで、「うん、今日も美味しいね」と思ったら、これですよ。

石原Dが手に取ったのは粗挽きの唐辛子です。そして、ラーメンが真っ赤になるほど振り掛けます。

20161014-04.jpg
石原D:
で、なんでこれをかけるかっていうと、かけてもスープの味が生きてるのよ。

渡壁さんが「むせそう」と見守るなか、石原Dはラーメンをいただきます。

石原D:
美味しい。あのね、ピリピリするんだけど、スープの味はまったく死にません。
渡壁:
そんなにパンチがあるんですか?
石原D:
うん、パンチがある。

というわけで、渡壁さんも石原Dおすすめの食べ方に挑戦!果たしてそのお味は?

渡壁:
美味しい!この食べ方、斬新だけど、ちょっと感動ですね!半分普通のスープで試してもらって、半分かけて食べるのもいいかもしれないですね。
石原D:
うん、それでもいい。

石原Dからラーメン屋になってよかったかどうか尋ねられ、「はい」と片山さん。

片山さん:
子どもの頃からラーメンが大好きで、本当に飲食業をやりたかったので、夢が叶った感じ。今は味をもっともっと完成させて、天神そばのお母さんに追いつきたいです。まだまだ足元にも及ばないと思いますので。
石原D:
すごくシンプルなラーメンにいかに技と努力と手間があるかっていうことなんですよ。それが分かってるから「美味しかったよ」って言ってくれると嬉しいんだよね?
片山さん:
はい。
渡壁:
ほんとにこの一杯に物語があるんですね。
石原D:
そう。だからラーメン食べるときは、心して食べてください。

店舗情報

店舗名
中華蕎麦 かたやま 倉敷店
営業時間
11:00~22:00(21:30LO)
定休日
年中無休
駐車場
有り
住所
岡山県倉敷市西中新田632-1 きくやビル1-2
交通手段
JR倉敷駅より車で約10分 倉敷市役所の西隣
お問い合わせ
086-421-3522

地図