中華そば 二番目

今回のラーメン放浪記は津田アナウンサーがリポートする特別編です。高梁市成羽町で行われた成羽愛宕大花火の取材中、気になっていたお店があるといいます。「RAMEN COFFEE(ラーメン コーヒー)」と書かれたお店です。

津田アナ:
ラーメンの中にコーヒーが入っていたり、コーヒーを使ったラーメンだったり、まさかそんなはずはないんじゃないかと思うんですけど。

アポなし取材でしたが、快く取材を許可してくださいました。店先を掃除していた店主の槙本さんに尋ねます。

津田アナ:
お店の名前なんですけど、ラーメンコーヒーって書いてますよね?
槙本さん:
店の名前は「二番目」なんです。
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実は、屋根の上にある看板に書かれた「中華そば 二番目」がお店の名前でした。
間違えて「ラーメンコーヒーをください」と言った人がいるかどうかを尋ねるも、そんな人はいないと槙本さんは答えます。穴があったら入りたいと津田アナ。

「二番目」という名前には、1番おいしいのはおふくろの味、2番目においしいのがこちらのお店という意味があります。
お許しをいただいて取材続行。ラーメンを作っていただくことになりました。

店内には様々な色紙やサインが飾られています。二番目にはこんな人たちも食べに来ていました。
「みなしゃ~ん」の井上いつのりさん。石田好伸アナウンス部長の色紙もあります。なんと、浜家さんも来ていました。

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そして、二番目をさらに身近に感じる事実が判明しました。
イブニング5時で毎週月曜日に放送している「国司憲一郎の44歳一人旅」。6月に紹介した高梁の老舗食堂「味屋」のラーメンと同じ麺が使われていたのです。
味屋はこの取材の直後に、惜しまれつつ閉店。西製麺所はその味屋の斜め向かいにあり、隣町の成羽にも麺を卸していたのです。

さて、ラーメン作りに戻ります。厨房の奥の容器にはラーメンの味を決めるカエシが入っていました。元は自家製チャーシューの煮汁で作られています。
スープの出汁はトリガラ、昆布、香味野菜からとっています。実にさっぱりした仕上がりです。

茹で上がった西製麺所の麺へお出汁を足します。そしてチャーシューを3枚乗せると、中華そば・しょうゆ味の完成です。

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津田アナ:
暑い夏にね、ツルツルッといけちゃいそうな、そんなさっぱりとしたおいしさですね。

そして、気になっていたチャーシューをいただきます。これが好きで来てくださる方もいると話す槙本さん。
箸で持つと崩れそうなチャーシューは、食べると一瞬で溶けてしまいます。脂身のコクと旨みが口の中でスープとブレンドされたとき、二番目の中華そばの味は完成するのです。

今回はリポートに同行していない石原Dも、「二番目」には2回ほど訪れたことがあります。

石原D:
古きよき日本の食堂とか喫茶店のラーメンをそのまま今も作っているところなんですね。だから、チャーシューの煮汁と薄めのトリガラスープが合わさって安心できる味なんですよ。古きよき時代の味の文化遺産的なラーメンと言っていいのではないでしょうか。

最後に、運がよければサービスでいただける食後のドリンクを紹介しましょう。
町内で柚子を作っているご近所さんが差し入れしてくれる柚子ジュースです。槙本さんは、冬は温めて飲んでいるそうで、このジュースのおかげで風邪を引いたことがないそうです。

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津田アナ:
あぁこれはスイィ~(すっぱい)!!柚子の果実感がスゴイ!これは元気が出ますわ、お母さん。

にじみ出る成羽の方たちの優しさに感謝。
石原D曰く、古きよき時代の文化遺産的な一杯ということで、成羽で味のタイムスリップ体験をしてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店舗名
中華そば 二番目
営業時間
9:30~19:00
定休日
日曜日
駐車場
あり
住所
岡山県高梁市成羽町下原604-12
交通手段
国道313号線沿い、高梁市成羽美術館の向かい
お問い合わせ
0866-42-2922

地図